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1940年代の後半、すなわち、戦後の復興期にわが国のプラスチック産業は揺籃期を迎えました。
1950年代に入って、塩化ビニル樹脂の生産拡大が始まり、次いで、ポリスチレン、ポリエチレンなどの石油化学工業を基盤とする各種のプラスチック原材料の国産化が始まりました。1960年代以降、急速に生産量を伸ばし、2度のオイルショック等生産が落ち込んだこともありましたが、1997年には1,520万トンの生産を記録しました。(図1
主なプラスチック別の生産量推移を見てみますと、ポリプロピレン、PET、ポリカーボネート樹脂の伸びが目立ちます。(図2

主なプラスチックと用途の関係を示したのが、図3です。プラスチックによって、得意な用途分野があることが分ります。ポリエチレンのフィルム分野、ポリスチレンの発泡分野、塩化ビニル樹脂のパイプなどが目に付きます。

世界のプラスチック産業における、日本の位置付けを見てみましょう。2004年の全世界のプラスチック生産量は、224百万トンと推定されています。国別では、米国、ドイツに次いで日本は第3位の生産量となっています。地域別では、東アジアの生産の伸びが大きく、日本を含むアジアが、35.5%と、ヨーロッパ、北米を抜いて、最大の生産地域となっています。今後も大きな伸びが予想されています。(図4

一人当りのプスチック消費量と言う指標で、見てみましょう。日本は、一人当り年間82kgと、先進国の中でも少なく、日本より少ない先進国はイギリスくらいです。ベルギー、アメリカなどの、半分以下とプラスチックを有効に使って いると言えるでしょう。中国は年々大きく伸びてきています。(図5

■図1 日本のプラスチック生産推移(1955〜2004)

■図2 日本のプラスチック生産量推移(1975〜2004)

■図3 樹脂別/用途別消費量(2004年)

■図4 世界のプラスチック生産シェア(2004年 224百万t)

■図5 プラスチックの1人当たりの消費量(kg/人・年)(2003年)


経済産業省化学工業統計、経済産業省プラスチック製品統計、CIPAD、極東プラスチック懇談会、PlasticsEurope、中国塑料工業年鑑2005

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